夢や目標を持つことが大切だと言われることがよくあります。
それはそれで間違いではないのですが、今この瞬間が安心できる環境でなければ、夢や目標、やりたいことなどを考えること自体が難しいものです。
アメリカのアブラハム・マズローという心理学者は、欲求には5段階あり、最下層の生理的欲求から満たされ、一段ずつ欲求を満たしていくことで、最終的には最高位の自己実現に向かっていくという理論を提唱しました。
森の木ファームは福祉事業者として、利用者に皆さまの生活環境や職場環境が本人にとって、生理的にも満たされた安全で心地よいものとできるよう、様々なサポートを行っています。
安心して暮らせるためには、物理的な環境だけでなく、人間関係も大切です。森の木ファームは関わってくださる皆様にとって有益な人的環境となれるよう、皆さまとたくさんお話をしたいと思っています。
森の木ファームは平成23年の創業以来、多くの障がいを持った方々の、「はたきたい」という想いに寄り添い、支援を行ってまいりました。
これまでの支援を通して、私たちは「はたらきたい」という強い意欲を持つ方は、どのような障がいや課題があっても、最終的には自分に合った働き方や職場を見つけてこられた、ということを実感しています。「はたらきたい」という意欲は、自らの課題に向き合い、成長する力となるのです。
一方で、障がい特性や様々な理由によって、課題を思うように克服できないこともあります。そこで私たち支援者は、利用者の一人ひとりの得意不得意を把握し、それに合った働き方や職場を見つけるお手伝いをしています。本人の強みを最大限生かし、課題が目立ちにくい職場を見つけていくという支援スタイルによって、高い就職率を実現しています。
また、「はたきたい」という気持ちがまだ明確でない方に対しては、まずは元気を取り戻していただくことを優先し、少しずつ将来に向けた意欲を育てる支援を行っています。
ぼんやりとでも「はたらきたい」という気持ちがある方は、ぜひ森の木ファームにご相談ください。一人ひとりに合った就労へのプランを一緒に考え、サポートいたします。
森の木ファームでは様々な事業者様から作業を受託し、事業活動のお手伝いをしています。障がい者施設であることを言い訳に雑な仕事でよしとするのではなく、障がい者の手仕事だからこその丁寧さや品質で、地域の事業者さまのビジネスパートナーとして選ばれたいと思っています。
また、当社の施設では対応できないご依頼であっても、淡路島内には様々な作業を行っている障がい者施設があるため、その作業を得意とする施設におつなぎしたり、共同で受注させていただいています。
作業の委託以外にも、民間事業者様は、以下のような形で就労支援施設との連携が可能です。
私たちは、障がい者が社会の構成員として、地元の事業者さまの経済活動を支える社会を実現したいと考えています。
森の木ファームだけで対応できることは限られてますが、森の木ファームにつながる方の中には、困りごとの解決策を持っている人がいるかもしれません。どんな相談でも、まずはお聞かせください。
困っていることの相談だけでなく、「こんなことできるのかな」という前向きな相談もぜひ聞かせてください。みんなのマーケットホールにはリンクワーカーがおり、実現したい内容をお聞きし、場合によっては一緒に活動したり、より適した人や専門機関をご紹介します。